世界の生産量
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蜂蜜の生産量は、国によって大きな差があります。
世界全体で見ると、中国が突出していて、年間およそ49万トン、世界全体のおよそ4分の1を占めています。
トルコ、イラン、アルゼンチン、ウクライナと続き、日本の生産量は年間およそ2,700トンで、世界70位近くにとどまるとされています。
生産量の差は、国土の広さや気候、養蜂という産業がどれだけ発達しているかによるところが大きいようです。
生産量が多い国でも、輸出に回す量が多い国と、国内でほとんど消費される国とに分かれるようです。
ニュージーランドの年間生産量はおよそ2万トンですが、輸出されるのはマヌカとそれ以外を合わせて半分に満たず、残りは国内で消費されているとみられます。
マヌカハニーは輸出額の7〜8割を占めますが、量で見れば生産のごく一部で、ニュージーランドの人たちはマヌカ以外の蜂蜜も日常的に食べているということのようです。
一方、日本の自給率はおよそ6パーセントで、輸入されるはちみつの7割以上は中国産です。
これでは輸出に回す余剰はなく、調べた範囲では、日本産の蜂蜜が海外へ輸出されているという情報は見当たりませんでした。
味の違いは、産地そのものというより蜜源によるところが大きいとされています。
色の薄い蜂蜜はクセが少なく、色の濃い蜂蜜はクセが強い傾向があるようです。
一方で、輸入に頼る割合が大きい国の人たちが、生産国そのものを気にするのは、自然な感覚のようにも思えます。
糖類を混ぜる「純度」の偽装には、過去の調査で生産国による偏りが見られてきたからです。
EUが2023年に行った調査でも、そうした国が疑われる結果になっています。
輸入蜂蜜の46パーセントにその形跡が見つかり、中国産がその多くを占めていました。
輸出側と輸入側の双方の業者が関わっていたケースも報告されています。
こうなると、疑われやすい生産国を避けることが、偽装品を避けるための一つの手段になります。
ただ、その生産国という判断材料自体が偽られることもあります。
どこで採れたかを偽る「産地」の偽装です。
日本国内でも、外国産を混ぜながら「国産純粋はちみつ」として販売していた事例が過去に複数明らかになっています。
国産と外国産の間には4〜5倍の価格差があるとされ、それが動機だったとされています。
消費者は外国産の価格のものを国産の価格で買わされ、その差額の分だけ業者側が不当に利益を上げていたことになります。
検査による純度の確認にも、産地による目安にも、それぞれ限界があるようです。