値のつき方
Share
マヌカハニーには、数値がついています。
採蜜された蜂蜜は測定され、その数値によって分けて保管され、出荷されます。
同じ土地、同じ季節に採れたものでも、数値は毎回同じになるとは限りません。
値段も、おおむねその数値に連動します。
別の産地の蜂蜜について、話を聞く機会がありました。
その蜂蜜には、マヌカハニーのような数値による区分がないそうです。
それでも価格は世界の蜂蜜の中でもかなり高く、一キロが数万円になることもあるといいます。
理由を尋ねると、いくつかの言葉が返ってきました。
花が咲くのは年に一度、わずか数週間だけであること。
採れる場所まで、車の通れる道がないこと。
採蜜は、今も手作業で行われていること。
土地が乾いた年は、採れる量そのものが大きく減ること。
どれも、採れる量を増やせない理由についての話でした。
その土地の木について尋ねると、聖典に登場する木と同じ名前だといいます。
名前の由来を理由に、その蜂蜜を求める人もいるそうです。
採れる量を増やせない一方で、名前の由来を理由に求める人が増えれば、需要は生産量を上回ります。
値段が高いのは、その差によるもののようです。
需要が生産量を上回ると、偽物が出回る可能性が高まります。
もしかしたら、聖典に登場する木の名前を借りた別の蜂蜜が売られているかもしれません。
マヌカハニーは、採れるたびに数値で測られ、その結果によって値段が変わります。
数値で判断される蜂蜜のほうが、世界全体で見れば少数派です。
同じ蜂蜜でも、値がつく道筋はひとつではないようです。