蜜源の密度

蜜源の密度

蜜源とは、蜂が蜜を集める花のことです。
マヌカハニーの場合、マヌカの花が蜜源になります。

マヌカはニュージーランドに自生する植物です。
土地の状態によって分布が変わります。
土壌が痩せた場所、傾斜地、火事や開発のあとに荒れた土地などに育ちます。
同じニュージーランドでも、マヌカが密集している場所と、まばらにしか生えていない場所があります。

蜂が飛べる範囲には限りがあります。
巣箱からおよそ3〜5キロメートルの範囲が、蜂の行動圏です。
その範囲の中にどれだけマヌカが育っているかが、集まる蜜の構成に影響します。
マヌカが密集していれば、蜂はその花に集中します。
まばらな場所では、他の植物の花も混ざってきます。

養蜂家は、マヌカが多く育つ場所に巣箱を設置します。
その土地を探すことが、採蜜の準備のひとつです。
マヌカが多く育つ土地は、アクセスしやすい場所にあるとは限りません。
山の斜面や、車が入りにくい奥地に分布することがあります。
ニュージーランドでは、ヘリコプターで巣箱を運搬するケースもあるとされています。

養蜂家が蜜源を探して移動する一方で、マヌカを植えて養蜂家を誘致する土地所有者もいます。
マヌカハニーの市場価値が上がったことで、マヌカを植えることが土地の活用になる場合が出てきました。
牧畜や農業に向かない傾斜地や痩せた土地に、マヌカを植える取り組みが行われています。

収穫量や蜜の構成の背景には、土地そのものの植生があります。

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